# エメラルドグリーンの結婚式招待状

ちょうど1年前に、都内のホテルで、親族のみにて結婚式披露宴を行いました。その際に送った招待状のイメージカラーは“エメラルドグリーン”でした。招待状の色を決める際に重視したことは、日頃お世話になった、そして長年あたたかく見守ってくれた親族の皆様への感謝の気持ち、それぞれが生まれ育った家庭環境でした。特に私は田舎で生まれ育ち、常に緑に囲まれてた環境にいたので、都会では見られないこの色に魅かれてしまいました。主人もこの色に賛同し、結婚式のイメージが湧いてきました。学業・仕事の関係で実家を離れ、人生の半分は、親と離れて暮らしてきました。その間約10年以上にわたって、実家の両親には本当に多大なる心配と迷惑もかけてきました。帰省するのはお盆とお正月だけで、長い期間会うことができない日々が続いたり、気持ちのすれ違いが生じることも多々ありました。30歳を過ぎてもなかなか結婚できず、母が心配してお見合いを勧めてきたこともありました。


それでも33歳の時に、縁あって結婚相手に恵まれ、さぞかし両親は喜んでくれるだろうと期待していましたが、相手の人となりを説明した際に母は戸惑ってしまい、ささいな喧嘩を繰り返してしまいました。それでも、最終的には本人と会い、了承してくれました。結婚式間近になって母から「早く結婚しすぎたのではないか」などと小言を言われたこともあり、ここまで来たのにどうして娘のことを信用してくれないのだろうと悩んだ時期もありましたが、結果的には結婚式を無事に終え、あれから1年、母も夫を義理の息子として信頼してくれているようで、今はとても安心しています。ちなみに父は、夫に初めて会ったときから意気投合し、結婚式でも仲良く肩を組んだ写真を撮ったり、私たちを信頼し、夫を家族として受け入れてくれました。


本当に何も言わずに結婚を認めてくれた父、私たちの幸せを願ってくれた母にはとても感謝しています。私たちが選んだ招待状は、実家の両親だけでなく、両家の親族の皆様にも大変喜んでいただけました。特に凝ったデザインはせず、型にはまった招待状ではありましたが、式場の控室で“エメラルドグリーン”の招待状を手に入ってくる皆さんの姿を見て、本当にあたたかい親族に恵まれたことをとても幸せに感じました。招待状は、結婚式準備の第一歩です。両家のイメージカラーでデザインを選び、招待状が届いた先々で、どんな結婚式になるのだろうなどど想像できます。